南房総2拠点大学レポート~小商いコース編~

2019.3.2

美しい海と豊かな里山に囲まれた南房総の地で、ローカルビジネスを学ぶ講座「南房総2拠点大学」の2018年度講座が昨年9月に開講しました。

南房総2拠点大学の詳細はこちら(https://cocolococo.jp/topics/24951

受講者たちは、自分ではじめる「小商いコース」、チームではじめる「社会起業コース」の2コースに分かれ、全4回の講座を通して講師陣・ローカルビジネス実践者とともに企画を考えていきます。

今回は、9月の現地講座から11月に開催された企画発表会までの様子を、各コースごとにレポート致します。

第1回:現地講座@南房総

富山コミュニティセンターでの全体オリエンテーションを終えると、小商いコースは、小商い実践者である「安房めだか園」の原さんのもとを訪れました。原さんのめだか愛が伝わるお話に、受講生たちは興味津々です。

続いて一行は、南房総三芳のシェア里山「ヤマナハウス」に移動してランチタイム。
ゲストとしてお越しいただいた前年度受講生の元沢さんからお話を伺い、自家焙煎のコーヒーをふるまっていただきました。

親睦を深めた後は、講師の伊藤洋志さんによる小商いの作り方講座と、市民参加型のマルシェ「北条海岸ビーチマーケット」の企画を担当されている東洋平さんによるマルシェレクチャーです。

最後は、伊藤さんと受講生ひとり一人が1対1で経営会議をおこない、検討中の小商いプランに対するアドバイスや、次回講座までに実践すること等が話し合われました。

第2回:企画ブラッシュアップ@東京

第2回講座は東京都内にある「新宿HAPON」にて開催されました。
はじめに、島根県海士町でさまざまなまちづくり事業を実施されている信岡良亮さん(株式会社巡の環)にお話を伺います。

その後は、コースごとに分かれて企画のブラッシュアップタイムです。
小商いコースでは、全員が現在の小商い状況を発表し合い、意見交換をしました。
自分ひとりだけで考えるのではなく、客観的な意見を得ることで続々と魅力的なアイデアが生まれていきます。

伊藤さんも、受講生たちのプランに耳を傾けつつ、足りない要素やもっと具体的にした方が良い部分などを細かくアドバイス。
次回の発表会に向けて受講生たちのモチベーションをグッと高めました。

第3回:現地視察と発表会@南房総

今回は最初からコース別行動のため、小商いコースでは受講生の逸見さんが管理されている民宿を視察させていただくことになりました。

海の目の前にある民宿は、アクティビティにもワークショップにも活用できそうな趣のあるスペースでした。逸見さんに小商いのコラボレーションを持ち掛ける受講者もおり、今後どのような展開になっていくのか想像がふくらみます。

廃校を利用した複合施設「シラハマ校舎」に移動した後は、発表会前の企画の大詰めです。
ギリギリまで話し合い、全員投票で発表者3名を決定しました。

ついに緊張の発表。全コースの受講者、講師陣とゲスト講評者の前で、これまで実践してきたことや、これから行動しようと考えていることをプレゼンテーションししていただきました。

講評者からは時折厳しい意見をいただくこともありましたが、みなさん達成感や期待感にあふれた表情をされていました。

第4回:最終報告会に向けて

2019年3月に開催予定の最終報告会では、発表会後に受講生たちがどのような実践をしてきたのかを進捗報告していただきます。
既にイベント出店やプロジェクト立ち上げなどの報告をいただいている受講生もおりますので、どのようなお話が聞けるのか楽しみです。