【ツアーレポート】『まずは南房総においでよ2018』後編

2018.11.13

東京都心から高速バスでたったの80分あまりで里山里海に囲まれたほどよい田舎、南房総へ到着です。2018年10月13、14日に開催された『南房総市「移住」&「2地域居住」一泊二日体験ツアー』。観光では巡らないようなところを巡り、まず出会えない人たちに会えちゃう!…ある意味とても“ぜいたくな”2日間のツアープログラム。その様子を南房総市在住の市民ライターがレポートします。

このツアーの特色は…
✓参加希望者の本気度(なぜ移住したいのか)を審査します。
✓南房総の悪いところもちゃんと伝えます。
✓隣の市にも普通に行きます。(実生活に即した範囲で動きます)
✓スーパーなど、観光じゃ行かないような、南房総の実際の生活を見せます。

「地元コミュニティ訪問+企業紹介」松永醫院

ツアー2日目のはじまりは、南房総市移住モデル地区のひとつ、千倉町平舘地区。こちらの松永醫院ロビーで、松永医院長はじめ区長さんや移住熱烈歓迎の地域のみなさん、2地域居住実践者により、それぞれの切り口から平舘地区の熱いアピールがありました。

すぐ向かいは株式会社インターコム R&Dセンター。旧ちくら保育所の建物を活用した2016年設立のIT企業です。東京の株式会社インターコムの子会社でこちらではコールセンター業務を主に行っています。スタッフ募集中の朗報が!

「移住者のお仕事現場」安房暮らしの研究所 菅野博さん

2010年移住の菅野さん。こちらは国産と地元産にこだわってセレクトした生活雑貨店です。ふだんはパルシステムの配達員さんで、金土日の営業日のみ白衣の所長さんです。元漁協の建物です。当時の金庫はギャラリーに、カウンターは商品棚に、と再活用されていました。

「移住者 中川さんの話」ココロマチ@シラハマ校舎

旧長尾小学校の木造校舎をサテライトオフィスやレストランにリノベーションし、校庭には小屋付き農園スペースに良品計画の『無印良品の小屋』が並ぶシラハマ校舎。

こちらで昼食後、お話を伺いました。リタイア後の移住や、小商いなど自営業をはじめる移住者が多いなか、中川さんは地元の企業に就職されました。ハローワークで職探しをされたそうです。

「選ばなければ求人はけっこうありますよ」とのこと。サーフィンが趣味の中川さん。出社前に波に乗って…の生活に憧れちゃう参加メンバーも。

「日本三大うちわ 房州うちわ作り体験」とみうら枇杷倶楽部

全部で21工程ある伝統工芸品、房州うちわを地元の職人さんに教わって作ってみました。
たくさんある絵柄からお気に入りをさがし、のりづけ、貼りつけ、はみ出しをハサミでカットしたら、ふちを和紙で巻き込みます。

みなさん黙々と集中して、なかなかの出来栄えにご満悦の様子でした。

ツアー振り返り

2日間の総まとめは、『房総移住分類学』にて。
動機の外因、内因。その内因(動因)を4軸に当てはめて書き出してみると「なぜ移住したいのか」驚くほど深く自身を考察することができたようです。

「予想以上の成果というか中身だった!具体的に考えられ始めています!」次のステップへ。
連絡先を交換して…次回の予定が立っている方も!待ってますよー。

「また南房総においでよ!」

(文:F.敦子)


投稿者: F. 敦子

南房総市在住。上の子が小学校にあがる年、房州・安房(あわ)へ家族4人で移住。(本人はUターン)夜の本当の暗さとこぼれるほどに瞬く星の数に驚き、カエルの合唱のボリュームにオドロキ、季節の風のにおいにおどろく、都会育ちの夫に愕かされる日々。地元民目線と移住者目線、両方から、日々の暮らし&南房総の魅力を発信する。