家探しの条件というのは、挙げていくと結構いろいろあるものです。今日は、私がどういう条件で南房総2拠点家探しをしていたかについて、具体的に紹介します。
書き出してみたら、10個の条件がありました。
1.東京から通いやすく、サテライトオフィスがある白浜にも行きやすいこと
東京からの通いやすさでいうと、高速バスが停まる道の駅「富楽里とみやま」「とみうら枇杷倶楽部」のいずれかから近いところ。
または、東京から白浜までの動線上にあるところ。
この時点で、外房側のエリアだとちょっと厳しくて、和田、丸山、千倉については、ほぼ検討エリアからは外していました。
2.海よりも里山派
海も好きなんですが、里山っぽい風景の中に暮らすことに憧れがあり、山並みや田畑が見える家を探しました。
なので、「海まで徒歩5分!」とか「2階から海がのぞめる!」というようなキャッチコピーには目もくれず、Googleマップで里山っぽいエリアかどうかをチェックしてました。
富浦や岩井の海岸エリア、館山の海近エリアの物件は、いくつかは見学しましたが、この理由により決定にはいたりませんでした。
3.街よりも里山派
2のとおりなんですが、里山っぽい暮らしに憧れていますので、街中はNGです。せっかく東京からの2拠点なので、できるだけ隣家は離れていた方がいい。ということで、館山駅のそばやバイパス沿いなどの物件は対象外でした。
あと、「別荘地の一角」ではなく「昔からある集落の外れの1軒」がいい、というのもありまして、「東紅苑」の別荘地などは、立地としては東京→白浜の同線上にあって悪くないのですが、やはりちょっと違うかなぁ…。ということで、1つ2つ見学しましたが、決定にはいたりませんでした。
4.家がまあまあ広いこと(3~4部屋はほしい)
私と父が使うだけなら2部屋あれば十分ではあるのですが…
使い方の想定として、2軒目・2拠点の家なので、できるだけプライベート感はなくして、オープンに、住み開いた感じの家にしたいというのがあります。なので、10人くらいで飲み会やれるスペースと、10人くらいは雑魚寝できるスペースは必須かなと思ってます。
5.敷地がまあまあ広いこと(最低でも300平米以上)
せっかく南房総に暮らすなら田畑をやりたい。
田んぼは別で借りるとしても、家の敷地内でそれなりな家庭菜園ができることも重要な条件です。
6.車でのアプローチが難しすぎないこと
これは私の個人的な問題ですが、長いペーパードライバー人生に終止符を打って、房総半島限定で運転練習中の身なので、細い道の運転はNGです。
南房総市は、全域が都市計画区域外なため、きちんと道路に接道してない家もざらにありまして、「この道は無理!!」っていう物件にもたくさん出会いました。
7.できれば平屋建て
これは必須ではないので、2階建ての家もいくつか見ましたが、やはり、せっかく田舎に暮らすなら、平屋がいいですねー。
8.できれば古民家風
これも必須ではなく、結果としてはあまり古民家風の家は多くなかったので途中から気にしなくなりましたが、「古民家を改修しながら住む」というのには憧れます。ただ、古民家ならではの大変さもありそうなので、そこは要検討ですね。
9.できるリノベは自分でしたい
せっかく房総に家を持つなら、DIY技術を磨きたい。
南房総移住・2拠点のセンパイたちは、自分で少しずつ改修を重ねながら快適で素敵な空間をつくっている人が多いので、私もできることは自分でやりたい!という気持ちがあります。
シロアリと雨漏りはNG、水回りは業者に頼んで、あとは自分たちで…というくらいの条件で考えていました。
10.金額は1000万円くらいまで
最初は700万くらいまでかな?と思ってましたが、いろいろ見ているうちに、上限が少しあがってきました。
物件としては、1年半の間に、300万くらいのものから、2000万くらいのものまで見ましたが、価格相応な部分もありつつ、「これは割高?」「これはお買い得?」というような感覚もなんとなく分かってきました。
以上、あげてみた10個の条件。
なかなか全部がぴったりくる物件には出会えません。
いろいろと見ていく中で、優先度が整理されていきまして、この10個のうち最後まで重要視していたのは、1、2、3、5でした。
結局、家はあとから変えることはできるけど、ロケーションは変えられないですからね。
でも、世の中の不動産サイトが検索条件として指定できるのは、4、5、7、10あたりのみなんです。
エリアは市町村単位でしか指定できないけど、南房総市といってもかなり広いですし、田舎暮らし想定の場合、駅からの徒歩分数や距離などで検索できても意味がない。
結局すべて、Googleマップの航空写真とストリートビューを駆使しながら、一生懸命ロケーションを妄想して、理想の里山感のある物件を探して、見学希望を出してました。
都会のマンションでも、田舎暮らし物件でも、100点の家というのはあり得ません。ある程度の数を見ながら、自分の譲れない条件を整理していくことが大事かなーと思います。
次回からは、実際に見学してきた物件について、今日紹介した条件と照らし合わせて、振り返りながら紹介していく予定です。