急増する被害を逆転の発想でビジネス化!【獣害ビジネスチーム】~南房総2拠点大学2019テーマ紹介~

2019.8.27

「南房総2拠点大学2019」では、全体で6つのコース/テーマをご用意しています。今回はその中の、実践スタディコース「獣害ビジネスチーム」のご紹介です。

講座全体の紹介はこちら

南房総の地域課題といえば今や「獣害」、猟師以外の人材も求ム!

南房総の地域課題を話す際に忘れてはいけないのが「獣害」の問題。21世紀に入ってから猪や鹿の数が急増し、農作物に甚大な被害を与えている一方で、猪や鹿を仕留める「猟師」は年々高齢化が進み、担い手不足も深刻です。

また捕らえた猪や鹿の活用方法として、「ジビエ肉」が注目を集めているにも関わらず、解体施設や流通の問題などの課題も多く、実用化・ビジネス化には至っていません。

獣害ビジネスチームでは、南房総エリア全体で大きな課題となっている鳥獣被害対策をテーマとして、ビジネス化のための企画を検討します。


有害鳥獣として捕獲された動物の9割以上は廃棄されているのが実状。 捕獲→処理→加工などの各段階での体制や情報発信、仕組み作りの方法を検討、企画する。


南房総のイノシシは秋になると豊富なドングリを食べるため、肉質はイベリコ豚さながら脂身が甘くなる。

国外外来種であるキョンの毛皮は原産地の台湾では高級皮革だ。頭骨の活用方法も期待したい。

▼リーダー
合同会社アルコ/館山市地域おこし協力隊 沖 浩志

▼テーマ対象者
・獣害や狩猟に興味のある方、狩猟免許を取得している(したい)方
・ジビエや革製品などの活用方法に興味がある方
・自然資源を利活用したビジネスに興味がある方

<現地講座10/5,6の内容>
【座学】
・獣害の課題を大きく3つ(捕獲、処理、加工)に絞って掲示、3つの細かい部分を説明。ビジネス化へ向けての現状取り組みも学ぶ。
・獣害対策をしている狩猟家に登場してもらい、被害の実状とリアルな現場を説明していただき、課題の大きさを把握する。

【フィールドワーク】
・実際の現場を見て獣害の実状、対策などを確認する。
・平群の民家敷地周辺(被害状況、箱罠)
・富浦の農道(物理柵、電気柵の状況)

【ワークショップ】
各参加者の特性と方向性を確認しながら、実際にビジネス化するための案を議論する。

講座紹介

応募受付は終了いたしました。多くの皆様からのご応募、誠にありがとうございました。
選考結果・参加コース等のご連絡は9/6(金)を予定しております。

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